1検査をご依頼

2髪の毛を郵送※数本カットいただくだけで十分です。

3検査結果をお渡し

結果は、当検査を委託する医療機関の
担当医師よりご案内いたします。
自閉スペクトラム症(ASD)は、可能な限り早い時期に、適切なサポートを始めることで、言葉の発達、社会性、思考力などの面で、大きな成長が期待できることがわかっています。
ClearStrand®ーASDは生後1か月〜4歳までのお子さまを対象にした検査です。医療従事者が、自閉スペクトラム症(ASD)かどうかの見極めを早めるための臨床検査サポートです。



自閉スペクトラム症(ASD)は考え方や感じ方、コミュニケーションのとり方、行動や適応のしかたに影響があります。「スペクトラム」と呼ばれるように、あらわれ方はひとそれぞれです。
たくさんのサポートが必要なひともいれば、少ないサポートで自立して生活しているひともいます。
学び方や心の健康、生活のしやすさにも関係することがあるため、早期理解と早期サポートが大切です。
自閉スペクトラム症(ASD)診断は、社会性やコミュニケーション、くり返しの行動などに関する特性を、専門家がていねいに評価します。
専門的な経験と知識が求められるため、これまでの診断では結果が出るまでに時間を要し、また診断を行える医師は日本全国でも限られており、特に地方ではその数が著しく少ないため、診断までに長期間お待ちいただくケースもあります(参考:日本小児神経学会「発達障害診療医師名簿」より)。

髪の毛は、日々血液から栄養を取り込んで伸びており、過去から現在にいたるまでの血液に含まれる多くの情報を持っています。
髪の毛は血液と違い安全に採取することができ、たいせつなお子さまに安心して検査を受けていただけます。
※本ページの内容は、既存の研究成果および公開情報を参考にしています。詳細な参考文献は下記に掲載しております。


毛髪による自閉スペクトラム症(ASD)
診断補助法を開発した
アローラ先生
米マウントサイナイ医科大学 教授
このテストは、米国企業Linus Biotechnology社が開発し、アメリカでは、2025年6月からはカリフォルニア州を含む49州にて提供が始まりました。
すでに多くの医療機関で採用され、高い信頼性と安全性が評価されています。この検査は、米国認定施設で実施され、AIと高度な解析技術で読み解きます。
~開発者からの想い~
この診断法は、従来の問診ベースの診断と比べて、もっと早い段階からお子さまに寄り添うことができる新しい手法です。すでにアメリカでは多くの家庭・医療関係者から支持されており、日々の臨床現場で役立てられています。私が開発したこの診断法によって、日本のこどもたちの未来が少しでも明るくなることを心から願っています。
はい、使用できます。
お子さまが問診にて陽性と診断されても、お医者さまが今後の経過観察を補完するための客観的情報としてClearStrand®ーASDは優れた選択肢となります。
はい、適しています。
たとえば1歳に満たない乳児に自閉スペクトラム症(ASD)の兄弟がいる場合や、早産で生まれた場合、また出生時に45歳以上の父親がいる場合、このテストは良い選択肢である可能性があります。
ご家族やお医者さまがこれまで以上に、はやくお子さまの育て方に役立てることができます。
自閉スペクトラム症(ASD)リスクをはやく除外することができれば、安心して子育てができます。
ClearStrand-ASDはお子さまが自閉症スペクトラム症(ASD)かどうかを確かめる検査です。検査の結果が「陰性(-)」だった場合、お子さまが自閉症スペクトラム症ではない可能性が95%と高くなります。
一方で「非陰性」の場合、自閉症スペクトラム症の可能性が100%となるのではなく、17%となります。これだけでは自閉症スペクトラム症と判断することはできませんが、医師がさらに詳しい診断を検討するきっかけになります。
1~3歳の自閉症スペクトラム症(ASD)のお子さまが早期から適切な育成(早期療育といいます)を受けた場合、知能、言語能力、およびコミュニケーション能力の高い改善が多くの研究により示されています。早期療育がお子さまの健やかな成長に必要です。
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